はじめての将棋まつりの巻-2

●勝又清和六段 対 近藤正和六段
ひとしきり駒師のオジサンに話を聞いた後、会場をうろつく。
あ、サイン会しとるぞ。誰?
おお、中井広恵女流六段だ。が、もう店じまいのようだ。

そうやってあっちにフラフラ、こっちにフラフラしているうちに、気がつけば勝又-近藤戦が始まったのであった。解説は渡辺明竜王、聞き手は上田初美女流ニ段。
案の定、渡辺竜王に竜王戦の挑戦者の話題がふられた。
「どちらに挑戦者になってほしいですか?」の問いに「羽生3冠か久保2冠。どっちもキビシー。そうなると逆にどっちでもいいやとなっちゃう」と、答えていらっしゃったですよ。

対局開始。よっしゃ、この日のために作っておいた棋譜記入用紙の出番だ。
と、意気込んだものの、竜王の解説を「ほほー、へへー」とか聞いていて、読み上げを聞き漏らし6手目にしてあっさり記録断念。せっかく用意してきたのに無念じゃ。記録係って集中力が必要なんだなあ。

椅子に座って観戦できたのは良かったんだけど、座ると大盤の下の方が見えないという事実が判明。このへんは初心者ゆえの失策だ。竜王がいろいろと解説してくれていたのだけれど、盤が見えないのでまったくわからんかった。脳内に盤をイメージできるプロ棋士なら、こんなことで困ったりしないんだろうな。あの頭脳が欲しい。

前に陣取った人たち以外、大盤が見えないのはほかの皆さんもご同様。みんな伸びるようにして前をうかがっていた。
にゅっにゅっ。にょろにょろ。
なんかに似てると思ったら、「ムーミン」に出てきたニョロニョロだった。

対局の中身についてですが、わかりませんでした。
勝又六段が勝ったことだけはわかりました。対局後、勝った勝又六段は「NHK杯で(近藤六段と)また対局するんですけど、この棋譜採用してくれないかな?」とおどけてました。
なお将棋の中身については、他所のブログとかで語られるんじゃないでしょうか。たぶん。将棋猫は、将棋の中身は語れないのであしからず。

●強い人はカッコいいね
小腹が空いたので、休憩がてら飯を食いに行く。また迷う。マジでデパートわかりにくい。

食事を済ませて会場に戻ると、なにやら人だかりが。「渡辺明竜王杯争奪将棋大会」が佳境を迎えているらしい。アマの強い人ってどんな感じかな?と、興味本位で人垣の中心を覗き込む。
若い!中学生くらいか?
どうやら局面も大詰め。右の子が勝勢らしい。左の子が頭を抱えている。左の子が時間スレスレ、苦し紛れっぽい手を指すも、右の子は「お前の玉はもう詰んでいる!」的な手つきでバシーンと駒を打ち付ける。なんかカッケーぞ。

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