もう秋なのに、あの夏の将棋祭り
2013 SUMMER 京急将棋祭り
朝日杯将棋オープン戦
(笑)の神に愛された棋士の巻
京急将棋祭り2012
東のアイドル、西のアイドルの巻
京急将棋祭り2011
将棋猫、再び上大岡に立つの巻
アドベンチャー風味ねこゲーム
三ニ一先生奮闘記
京急将棋祭り2010
はじめての将棋祭りの巻
先手石橋女流四段、後手井道女流初段です。戦型は居飛車vs三間飛車で、先手は左側の銀がグイグイ出ていく斜め棒銀を繰り出してきました。などと知ったような口ぶりで書いておりますが、実は福崎先生の解説で「斜め棒銀」という戦法を知りました。へへへ (* ̄ー ̄)>
進んで29手目、先手が▲3五歩とつきました。ここで福崎先生の「この歩を取る手はない」という解説が入りますが、後手の井道女流初段はしばしの間をおいて△同歩と取りました。これを見た福崎先生、「あら、取っちゃった。ボクが取る手はないなんて言ったから悩ませちゃったかな、悪いことしちゃったね。でも、井道さんは気が強いかもわからんね」。 さらに進んで49手目あたりから。▲2六飛、△1九角成、▲2三歩成、△2五香、▲3三と、△同桂と進んだ流れをご覧になった福崎先生が「女性同士の将棋は激しいなぁ」としみじみとひとこと。ボカスカ殴り合う、ボクシングのような将棋だとおっしゃいます。そんなもんかなぁ、(´・∀・`)ヘー
62手目、後手△6七歩成で王手です。「これ気が付かなければいいんだけどね。うれしいんだけどね。たいてい気が付きますからね」。でたー! 福崎先生のお約束ギャグだ! 何度も聞いているのに毎回笑ってしまいます。恐るべし、福崎マジックですね。
局面は既に終盤戦に。77手目▲5七銀の手を見て思わず「ほぉ〜」と感嘆を漏らす福崎先生。次いで「この銀は指せないです。男でもなかなか指せない。この銀が光ってる」と、石橋女流四段の手を大絶賛。
最後は93手目▲7四桂を見て、後手の井道女流初段が投了。対局後の感想戦では、やはりと言うべきか、29手目の▲3五歩に対して△同歩と取った局面が話題となりました。「非常に中年的な指し方なんですけど、角引いて先手が歩を取り込んできたら同銀と上がるとか」と言う福崎先生の指摘に、井道女流初段は反省することしきり。「いつもこの歩を取って負けちゃってるので、取っちゃいけなかった。これからは指さないと思います。勉強になりました。いつも子ども教室で教えている子どもたちが最前列で応援してくれてたんですが、私が負けちゃったのでみんないなくなっちゃいました」と肩を落とした井道女流初段。お気の毒でした。
このあと福崎先生は、井道女流初段と本田女流二段に囲まれ、楽しいトークショーで会場を沸かせてくれていました。内容はとても書ききれないので、写真で雰囲気だけでも味わってください。