「富士通杯だよ! 達人集合」の巻

達人戦を見てきました!
佐藤康光九段と谷川浩司九段の決勝戦です。

会場は有楽町マリオンの朝日ホール。
マリオンは将棋猫の想定のはるか上をいく快適環境でした。
ホール内は暑すぎず寒すぎず、ほどよい温度に調節されており、屋外の息苦しくなるような灼熱地獄とは別世界。
客席のシートはモフッとしていて座り心地抜群。これなら長時間座っていても疲れないネ。
もちろん客席は傾斜がついているので、たとえ前に座高の高い人が座っても無問題。視界を遮るものなく、隅から隅までステージが見渡せる。しかもステージ上には大盤解説用の大型スクリーンがセットされているので、大盤が見えなくて四苦八苦するなんてことはあり得ないわけです。いやはや、至れり尽くせりです。

【米長会長】
オープニング。まずは米長邦雄会長のご挨拶から。
会長の「(。・∀・)ノ゙こんにちわ〜」の挨拶に、「(。・∀・)ノ゙こんにちわ〜」とかえすお客さん。笑っていいともかい?

さて、達人戦の参加資格は“over 40”。
「今年は佐藤康光九段が有資格者になったけれど、来年はすごいよ、大変だよ、うひょひょ」と米長会長。なんのこっちゃと思ったら、いわゆる「羽生世代」がそろって有資格者になるそうな。調べてみたら、羽生名人、森内俊之九段、藤井猛九段、丸山忠久九段、先崎学八段と、そうそうたる顔ぶれが。そりゃ「うひょひょ」と笑い出したくもなるわ。そっかー。

「もうひとり、忘れてはならない重要な棋士が40歳を迎えます。その棋士も達人戦に出場させたいんですけどね・・・」と会長。
誰だよ、早く言えよ、勿体つけんなよー。
「清水市代です」
ああ、なるほど。場内のお客さんから一斉に拍手がわき起こる。
しかし清水女流王将が達人戦に参加するのはいいとして、40歳という年齢を大々的に暴露しちゃって、後で清水女流王将に叱られないんだろうか。将棋猫は清水女流王将に睨まれたらビビるなあ。いろんなところが縮み上がるだろうなあ。

「もうひとつ清水市代を応援していただきたいことがございまして・・・」
今度はなんだい?
「コンピュータとの将棋対決、ぜひとも清水市代を応援してやってください」
な〜るほど。10月11日のイベントをさりげなくアピールか。プロ棋士って話術の巧みな人が多いや。

【佐藤九段と谷川九段】
会長のお話が終わると、いよいよ対局。じゃなくて、その前に関係各社のエラい人のお話、次いで読み上げ係(上田初美女流ニ段)と記録係(森村賢平三段)とスクリーン操作係(門倉啓太三段、伊藤和夫三段)の紹介、解説の大内延介九段、聞き手の斎田晴子女流四段の紹介がありました。
あ、スクリーン操作の人はNHK杯でよく見る人だよ。へー。

スタッフ紹介が終わったら、今度こそ対局者の登場だ。
司会のおねーさんがひときわ大きな声で盛り上げる。
「いよいよ本日の対局者、佐藤康光九段、谷川浩司九段の登場です!」
場内大拍手。
おおおお、テレビで見たことある人たちだよ。本物だよ。そっくりさんじゃないよ。
興奮してカメラを扱ったため得体の知れないものが撮れた。なんじゃこりゃ?
その後も興奮おさまらず、手ぶれがひどい。まいったな〜。

対局前の両者のコメント
谷川「今までの相手は大先輩ばかりだったんですが、今年は佐藤さんが初出場。後輩の出場ははじめてなんですね。もうそんな年齢になったのかと・・・。今後はますますメンバーがきびしくなっていきますねえ」
佐藤「昨年は解説者として参加させていただいて(去年の対戦カードは中原誠永世十段 対 高橋道雄九段)、まあ別の意味で気を使ったような気もしますけども・・・。谷川さんはタイトル初挑戦の時の相手なんです(第31期王位戦)。やはり力が入りますね」

さあ、いよいよ始まるのです。
西のダンディと東のダンディの対決なのです。
風雲急を告げる戦いになるやもしれぬのです。
うふふ。えへへ。( ゚∀゚)←興奮しすぎて、壊れ加減な将棋猫であった。

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